問題集の選び方とその活用法について

塾長
Female legs wearing jeans and white sneakers.

テスト勉強を頑張るってどういうこと?

中学・高校では、中間テストの時期ですね。

皆さんは、勉強頑張って!とよく周りから言われるかと思います。

頑張って!と言われて、皆さんは何を頑張ろうと思いましたか?

ノートをひたすら見直す。

教科書を見る。

学校のプリントを見直す。

いろいろ思いついたかと思います。

こうやって考えると、テスト勉強って意外と何をやっていいか分からないものですよね。

テスト範囲を理解して暗記することが基本

定期テスト対策とは、テスト範囲の教科書内容(もちろん学校配布の教材・プリントも含みます)を理解し、覚えているかを確認して、理解していないところを質問し理解を深め、覚えていないところを、覚えるようにすることです。

まとめると、学校の定期テストの場合は、教科書のテスト範囲を熟読し、重要語を暗記していれば、高得点取れるものです!

演習を何回も繰り返して理解・暗記していきます!

QUESTでは、中学生は、教科書対応の問題集を全学年・全教科揃えていますので、その問題集のテスト範囲の問題を、すらすら解けるようにすることが、教科書の理解・暗記の確認になります。

大事なのは「すらすら解ける」というところです!!そのために何度も繰り返し解きましょう!!!

高校生には教科書対応の問題集がないので、定期テスト対策問題が入った問題集を利用しましょう。

問題集は一冊こなすだけでは不十分ですので、3~5冊は解きたいものです。

QUESTにある問題集が全部すらすら解けるようになったら、次は友達同士違った問題集を購入し、お互いに使いまわすと成績アップ間違いなしです!!

POINT

分からない所は迷わず私に質問してください!分からないことは恥ずかしいことじゃありません!

解いてて分からない所があったら躊躇せず、すぐに何度でも私に質問してください!

定期テスト対策と受験対策は別物!

ここで注意したいのが、間違っても、定期テスト対策で受験問題集は使わないように!!

受験問題集は範囲が一気に広がり全教科に手が回らなくなります。

受験問題集に手を出したら定期試験で「今回は捨てた・・・!」という科目が出てしまいます。

定期試験は、基礎問題

定期試験と言えども、教科書内容の確認が受験の基礎になりますので、大学受験を目指す場合、定期テスト対策を受験のスタートと考え、毎回、真剣に取り組むようにしましょう。

定期試験で基礎を固めていきながら受験問題集をやっていくのが良いやり方です!

中学生の場合は、中学1年生の定期試験から高校入試対策が始まってると理解して定期試験に臨んで欲しいです。

「できる」の確認には単元別問題集をやりましょう!

学びの5ステップの「ステップ3(できる)」を確認するために使って欲しい問題集は、単元別問題集です。

学びの5ステップについてはこちら

単元別問題集と言っても、いろいろな種類がありますが、大きく分ければ「問題重視型」と「解説重視型」に分かれます。

問題重視型

「問題重視型」は問題数を多くし、解説が簡略化されたものです。

解説がシンプルな分問題をテンポよく解くことができます、ある程度分かっている場合の確認として使うイメージです。

得意な科目・自信がある科目・得点源にしたい科目などは、この「問題重視型」を活用しましょう。

解説重視型

「解説重視型」とは、問題数を良問に絞って少なくし、解説に多くのページを割いている問題集です。

苦手な科目・自信のない科目などは、この「解説重視型」問題集を活用するほうが得策です。

問題を解いていきながら解説からも学ぶ使い方となります。

QUESTにある問題集を確認し、購入の目安にしてくださいね。

「解説重視型」の問題集を利用する場合、問題部分への書き込みは不可!

同じ問題を何度でも解き直し、解答解説を繰り返し読み込み、友達に教えることができるようになることを目指しましょう。

解き方が大事です

特に数学では、公式を暗記することも大切ですが、解き方(解法)を覚えることも大切です。

共通テストでは、作問者の意図に沿った解法で解いていかなければなりません。

自分流で解けるから・・・では通用しません。

問題集を使う場合、答えが当たったかどうかよりも、解き方がどうなのか・・・に重点を置いて、問題集を活用するようにしましょう。

「解ける」「点数になる」の確認は総合問題集

さて、最後に学びの5ステップの「ステップ4(解ける)、ステップ5(定着・点になる)」の段階で使う問題集が、総合問題集です。

時間無制限で解いてみる

ステップ4では、この総合問題集を、時間制限をかけずに、英語の単語や数学の公式など、記憶があいまいなものは、確認しながら解きましょう。

当然ながら、結果は満点を目指します。

解きながら確認した事項(単語や公式など)は、必ず暗記リストに落とし込み、間違えたところは、解説を読み込みながら、参考書も確認するなど、いわゆる問題を解いて後の、理解暗記学習が大切になります。

中には、演習問題を解いて、「〇〇点だった」で終わる生徒もいますが、演習問題の利用方法としては、伸びない、もったいない使い方をしていますよね。

演習を通して、重要事項の理解・暗記・確認を目指しましょう。

制限時間内で解いてみる

そして、ステップ5では、総合問題集を制限時間内で解くことを目指しましょう。

よく、60分の問題を「50分や40分で解く」ということをさせる予備校がありますが、私としては不可。速く解くことはできますが、60分の集中力はつきません。

POINT

集中力をつける為にあえて負荷を上げてテストしてみよう

60分の演習問題と他の問題10分~20分程度を加えて、全体を60分で解くということをすれば、速さと集中力が身に付きます。英語ならば、総合問題集に英検準2級の長文問題を1題~2題加えて、それを80分で解くようにするのがベスト!

受験問題集を何の目的もなくただ購入し、適当に学習していては、大学合格は難しいと思いますよ。

学びの5ステップを常に意識して、手元にあるこの問題集は、どのステップ対応なのか、そしてこの問題集で、どのような力をつけたいのか、しっかり考えて、問題集は活用しましょう。