学習の目標設定

塾長

大学受験生は、志望大学合格という明確な目標があり、それに向かって学習に集中していると思います。

それ以外の生徒さんはどうでしょうか。

目標もなく、とりあえず塾に来ている・・・なんてことはないでしょうね(#^.^#)

とはいえ、中学1年生・2年生で、「〇〇高校を卒業し、〇〇大学へ行って、将来〇〇になりたい」などという、明確な目標を持っている生徒は少ないと思います。

高校1・2年生でもあまりいないのかな・・・?

目標というのは、あせらなくても、いずれ時が来れば、明確になっていくものです。

ネット記事に刺激を受けたり、友達との会話にヒントを得たり、外出先のポスターに刺激を受けたり・・・など、あらゆるところに、目標を明確にするきっかけはあります。

積極的に情報収集を行いましょう。

塾長
塾長

今、目標が無くてもいつかは目標が出来るはずです!

目標が出来た時に後悔しないように、実力をつけていきましょう!

目標と今の自分の距離を知ろう!

ただし、ここで注意が必要です。

目標を持つきっかけが見つかったときの、自分のレベルです。どの高校にいて、その高校の中でどれぐらいの成績か、などです。

せっかく目標が見つかったのに、「今のあなたでは無理でしょ!」となるかもしれません。

後から目標が見つかった時に後悔しないために

自分の目標が見つかったとき、自分のレベルがどれだけ上がっているかによって、目標選択の幅が広がることになります。

いざ、目標を持とうとしたときに、「あれは無理、これも自分のレベルではね・・・?」といって、「結局これしかない」という人生にならないよう、今から、将来を見据えた考え方、行動が必要になります。

今からでも少しずつ、自分のレベルを上げるようにしましょう。

長期目標から逆算して計画するのが基本

そこで、大切なのが、目標設定です。

目標には、「短期目標」と「長期目標」があります。

「将来〇〇になりたい!」というのは、「長期目標」ですね。

「長期目標」から逆算して、「中期目標」「短期目標」を設定するのが一般的な「目標設定」の仕方ですね。

でも、「長期目標」が決まらない生徒は、この一般的な逆算が出来ません。

したがって、いつのまにかダラダラとした生活を送ってしまい、後で後悔する場合が多いのです。

短期目標の積み重ねで実力アップ!

また、近頃の生徒さんの中には「自分は『ユーチューバー』で稼ぐから、勉強は必要ない」なんて言っているのもいるかもしれません。

これも結局『ユーチューバー』になったときの自分のレベルで、結果は大きく違ってきます。

大学を卒業し、映像クリエーターとして活動した後、ユーチューバーになるのと、スマホで映像を撮って、仲間内で受けているユーチューバーとでは、全然違いますよね。

将来、何がやりたいか分からない、未知数だからこそ、今やるべきことは、少しでも自分をレベルアップすることなのです。

そこで、「短期目標」を設定し、自分のレベルアップを図ることが大切なんですね。

定期テストは短期目標か?

さて、「自分は学校の定期テストを「短期目標」として設定しているから大丈夫」という生徒さんも多いと思います。

それはそれで、「短期目標」がないよりはまだましかもしれません。

しかし、実は「定期テスト」は「短期目標」としては、あまり好ましくはないんですね。

定期テストは自分の成長を確認しにくい

理由は「相対評価」だからです。

目標は自分の成長が図れるものでなければなりません。

「定期テスト対策頑張ったのに、今回の試験は難しかった・・・!」では、次回のテスト頑張ろうと思わないですよね。

また、「99点取れた!」と喜んでいても、席次を見たら30番ってなると、100点取った生徒が29名いたってことですから、上位者からしたら、単純には喜べませんよね。

目標は、自分が成長しているという実感を持てるものでなければなりません。

学舎QUESTの短期目標設定

「以前できなかったことが、できるようになった。」というようなことが、図れるような目標を設定できれば、自分の成長を実感することができます。

教科書対応問題をマスター!

そこで、QUESTで小学生・中学生に使っているのが、「教科書対応問題集」です。

学校で習う前に、予習で解いてみる。

もちろん、教科書を見ても構いません。

それを一週間後に教科書を見ないで解いてみる。

教科書を見ずに、解ける問題が増えていれば、自分の成長が実感できます。

教科書対応問題集の使い方

そこで、QUESTの短期目標は、「教科書対応問題集の〇〇ページまでを、△△日までに教科書を見なくても解けるようにする!」という目標です。

「教科書対応問題集」をテスト前に、解けるか確認のためにやっている生徒がいます。

大変もったいないですよね。テスト前に解けないところが多いと、テストまでに解けるようになるには、徹夜しなければ間に合いません。

それが五教科ともなれば、時間が絶対的に足りません。

新しい単元に入ったらすぐに、「教科書対応問題集のこの単元を、△△日までに解けるようにする」これが、QUESTの「短期目標」の設定の仕方です。

「できなかったことができるようになる。」「解けなかった問題が解けるようになる。」この短期目標を繰り返すことが、自分のレベルアップにつながります。

漢検・英検・数検も短期目標におすすめ

また、QUESTでは、「英検」と「漢検」も、「短期目標」に利用しています。

高校入試でいえば、数学は、単元別強化学習で、60点満点中40点に引き上げるのは、簡単です。

普天間高校合格レベルが1教科40点ですので、高校入試対策は直前でも十分間に合います。

英語と国語はコツコツの積み重ねが大事

しかし、「英語」と「国語」では、そうはいかないんですね。

語彙力の積み重ねが必要なので、直前に解法や問題集を徹底させても、「単語力」や「漢字力」がなく、読めません・・・となると、直前対策がお手上げになります。

QUESTでは、入塾した生徒全員に、漢字と英単語・文法は毎日の課題として、やってもらっています。

QUESTでは英検・漢検の級で実力を確認しています

その結果を確認するため、「漢検」「英検」対策を重視しています。(もちろん、「数検」を受験したい生徒にも対応しますよ。申し出てくださいね!)受験料を払って受験する必要はありません。

QUESTで過去問題をやってもらい、合格点に達するかどうかを確認し、合格レベルに達したら、上の級へ進むようにしています。

もちろん、推薦で利用したい生徒さんは、「英検」「漢検」ともに準2級以上は実際に受験するようにしましょう。

教科書対応問題集で解ける問題を増やし、「英検」「漢検」の級をあげていく・・・、これが、QUESTのレベルアップ学習になります。

高校卒業までに「英検準1級・漢検準1級」を持っていれば、大学受験も楽勝です。ユーチューバーの夢も可能かもしれません。

いずれにしても、将来、目標選択の幅が広がります。

今から、「教科書対応問題集・英検・漢検」などの「短期目標」をしっかり設定し、その「短期目標」をコツコツ実践し、達成するように習慣化していきましょう。