最近、生徒の皆さんを見ていると、どうしても伝えたいことがあります。特に週に2回しか塾に来られない生徒さん。皆さんの多くが、塾を「勉強する場所」として利用してくれているのはとても嬉しいことです。でも、その利用の仕方で、本当に学力は伸びているでしょうか?
塾は「質問解決」と「効率的な学習」の場です
残念ながら、成績がなかなか伸びない生徒の中には、塾で初めて演習を始めたり、塾に来てからようやく暗記に取り掛かったりする姿が見受けられます。もちろん、塾で勉強すること自体は素晴らしいことです。しかし、週にたった2日しか来られない皆さんにとって、塾はもっと効率的に、そして戦略的に活用すべき場所なのです。
考えてみてください。皆さんが塾に来られるのは、1週間のうちごくわずかな時間です。その貴重な時間を、普段から自宅でできる演習や暗記に費やしてしまっては、本当に解決すべき疑問や、理解を深めるための「質問」をする時間がなくなってしまいます。
塾の本来の価値は、皆さんが自宅学習でぶつかった壁を乗り越える手助けをし、より効率的な学習法を伝えることにあります。分からない問題を質問し、なぜその答えになるのか、どうすればもっと早く解けるのか、といった疑問を解消する。そうすることで、皆さんの学習は一気に加速します。
週2の生徒は、塾の課題や演習を積極的に持ち帰ってお家で解くくらいはしましょう。
高校受験生へ:時間は待ってくれません
特に高校受験を控えている皆さん。皆さんは中学3年間の総復習に加えて、中3内容の先取り学習もしなければなりません。正直に言って、遊んでいる時間はほとんどないと考えてください。
夏休みは、受験生にとってまさに「天王山」です。この時期にどれだけ集中して勉強できるかで、合否が大きく左右されます。夏休みの間くらい、朝から塾に来て一日中勉強する。それくらいの覚悟がなければ、成績を大きく伸ばすことは難しいでしょう。
高校進学は「思い出作り」ではありません
もちろん、生徒の皆さんの志望校レベルは様々なので、「全員がむやみに勉強時間を増やせ」とは思いません。しかし、高校に進学した後のことを真剣に考えてほしいのです。中学レベルの内容をしっかりと理解しておかないと、高校に入学してから本当に苦労します。
もし、今の学力レベルで入れる高校を選んで、のんきに過ごしている同級生や友達がいたら、ぜひ注意してあげてください。高校に入学してから中学レベルの基礎学力がなければ、留年したり、最悪の場合には退学せざるを得なくなったりする可能性もあります。高校に進学することは、単なる「思い出作り」や「行けるところに行く」ことではありません。自分が何をやりたいのか、将来どうなりたいのかをしっかりと考えた上で、進むべき道を自分で選択する必要があるのです。
「焦るなら今から焦って」
夏休みの間だけでも毎日学習するといった最低限のことができていないまま、受験直前になって慌てても、残念ながらほとんど意味がありません。どうせ焦るのなら、今の時期から「このままではまずい」と焦ってください。
学舎QUESTには、皆さんがやらなければならない演習が山ほどあります。そして、それを学習できる時間も、フリータイム制で十分に確保しています。夏休み中は、午前10時から午後10時まで塾で学習することができます。質問したいことは直ぐに聞けます。学習環境はしっかりと整えています。
あとは、皆さんの「やる気」次第です。やるかやらないかは、最終的に自分自身の問題です。 この夏、本気で自分を変えたいなら、学舎QUESTを最大限に活用し、一緒に未来を切り拓きましょう。